私たち、農業共済役職員は次の「農業共済綱領」及び「NOSAIの理念」を行動規範として、行動しています。
《解説》
NOSAI役職員が遵守すべき「行動規範」は、NOSAI団体として昭和37年に制定された「農業共済綱領」及び昭和62年の農業災害補償制度40周年に定められた「NOSAIの理念」を行動規範とする。
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「農業共済綱領」とは
「農業共済綱領」は、農業災害補償制度の歴史上に残る大改正であった昭和38年法律改正時に、職場の意識の刷新を図るため、当時の全国運動であった「事業拡大強化運動」の一環として、昭和37年12月17日の農業災害補償制度15周年「制度改正貫徹総決起・全国農業共済大会」において制定されたもので、役職員が自らの行動規範としたものです。
令和元年から農業災害補償制度は農業保険制度となり、現在も行動規範となっています。-
われわれは いつも農家のことを考えて働こう
農家との信頼を築き、維持するためにもコンプライアンスは必要です。「農家のことを考える」とは、農家のためになるからといって、制度運営面において要綱や要領違反をすることではありません。 -
われわれは NOSAI事業を正しくおし進めよう
農業保険制度は、保険のシステムを用いた仕組であり、「正しくおし進めること」は、即ち制度や事業の適正な運営であり、コンプライアンスの実践を意味しています。 -
われわれは たがいに協力して明るい職場にしよう
雰囲気が明るく、人間関係が良好で、風通しのよい活力ある職場には、不祥事は発生し難いものです。そういう職場(組合)にはたくさんの人(組合員)が気兼ねなく出入りすることができるでしょう。 -
われわれは 仕事に熱意を持ち創意工夫しよう
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われわれは 制度の完成に団結して進もう
創造性や改善意欲のある職場では、職員も仕事に熱意を持っています。しかし、法令に違反してまで農家のニーズに応えることは、結果として農家のためになりません。そのような場合には、農家のニーズに合うように組織をあげて制度改善に取り組むよう努力をしています。
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NOSAIの理念とは
「NOSAIの理念」について、昭和62年12月10日制定時において、『人間や社会にとって、かけがえのない産業である農業を支え、発展させていくことが、NOSAIの社会的使命であることを改めて自覚し、その責任の重大さに、私達は自らの襟を正したいと思います。
しかも地域に根ざした活動を行い、農業者一人一人との触れ合いを通じて、現実的な問題に、より良い対処をし得るだけのしなやかさや自己啓発が、より一層これからのNOSAIには求められます。そのやりがいと仕事の価値に、私達は大きく目を見開きたいと思います。
NOSAIの理念は、僅か7行ですが、社会的使命、貢献領域、独自の役割、行動規範という4つの視点から、これからのNOSAIを考え、NOSAIのあるべき姿を明確にした、いわば「指針」というべきもので、組合の「経営理念」や「行動目標」を策定する際のベースでもあります。